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【はなうたの介護】2024年問題…

2024年3月12日

こんにちは😊はなうたの介護です。
 

 
真面目な話もたまには…
 
厚生労働省は、介護事業所の収入に当たる介護報酬の2024年度改定において、介護職員の賃金向上に重点を置く方針を決定しました。全体的な改定率は1.59%のプラスで、そのうち0.98%を賃上げに充てることが計画されています。
 
一方で、報酬の基本料に該当する部分は特別養護老人ホームなどで引き上げられる一方、訪問介護サービスは引き下げの方針となっています。
しかし、この方針に対して「在宅介護が破綻する」といった懸念が高まっています。
在宅の要介護高齢者の生活を脅かさないため、訪問介護の維持について見直しが求められています。
 
はなうたにも訪問事業があり他人事ではありません。
訪問介護は、ホームヘルパーが利用者の自宅を訪問し、排せつや入浴、食事の介助、掃除、調理、洗濯、通院介助などを行い、暮らしを支えています。全国で100万人以上が利用していると言われておりその重要性は高いです。
 
一方で、訪問介護の報酬引き下げ改定は、経営が安定しているとの理由によるものです。厚労省の最近の経営実態調査によれば、訪問介護事業所の平均利益率は7.8%と良好だったとされています。
 
ただし、利益率は事業所ごとに大きく異なることが指摘されています。集合住宅に併設され、入居者を効率的に訪問できる事業所は利益率が高い一方、利用者宅に時間をかけて巡回する小規模事業所は経営が難しい状況です。
特に過疎地域など、利用者の住宅が点在する場所では、さらなる調査と算定が必要で、要介護認定を受けた高齢者が希望通りに介護施設へ入所することが難しい事もあります。
在宅介護を希望する高齢者の意思も尊重されるべきだと思います。
 
また、遠距離に暮らす御家族様が介護に関与する場合、訪問介護は命綱的な存在です。
利用が困難になれば働き盛りの御家族様が介護で職を離職しなければならない時がくるかもしれません。
 
そうならないよう、はなうたでも会社全体でこの問題に取り組みながら良い方向に進んでいきたい思います。
 

 

 

 
 
 
【はなうたの介護 葵】
住所:  静岡市葵区井宮町108−22
電話:  054-266-5526
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