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【はなうたの介護】三月三日

2026年3月18日

こんにちははなうたの介護です。
 
90歳を超えて一人暮らしを続けているご利用者様の家を訪ねると、玄関を開けた瞬間にふわりと春の気配が漂ってきます
毎年3月3日が近づくと必ず飾られるひな人形
その存在が、まだ肌寒い季節の中で「もうすぐ春ですよ」とそっと知らせてくれているようです
 

 
ご利用者様は、ひな祭りが近づくと決まって「そろそろひな人形を出さないとね」と穏やかに微笑みます
その言葉には、長年の習慣を守り続けてきた誇りと、季節の行事を楽しみにする少女のような気持ちが同居しています
今年も訪問すると、リビングのいつもの場所に、お内裏様とお雛様が静かに並んでいました
「これを出すと、ああ今年も春が来たなぁって思うのよ」と話すその表情は、年齢を重ねても変わらない柔らかさと、季節を迎える喜びに満ちています✨
高齢になると、外出の機会が減り、季節の移り変わりを感じるきっかけが少なくなることがあります
そんな中でひな人形を飾ることは、ただの行事ではなく、生活にリズムを与え、心に張りをもたらす大切な習慣です
「今年も自分で飾れた」という実感は、日々の自信にもつながり、暮らしの中に小さな達成感を生み出しています❗
 
とはいえ、重いものを動かすのは少し大変になってきました
そこで私たちは、ケースを安全に取り出したり、飾る場所を整えたりと、必要な部分だけをそっとお手伝いしています
しかし、最後の仕上げだけは「ここは自分でやりたいの」と、必ずご自身の手で人形の向きを整えます
その姿はとても丁寧で、まるで長年寄り添ってきたお人形に「今年もよろしくね」と語りかけているようにも見えます✨
その光景に立ち会うと、私たちも自然と背筋が伸び、行事を大切にする心の豊かさを改めて感じさせられます
 
年齢を重ねても、季節を楽しむ心や、自分らしい暮らしを守ろうとする気持ちは失われるものではありません❗
むしろ、長い人生の中で積み重ねてきた習慣や思い出が、その人の生活を支える大切な力になっているのだと感じます❗
毎年ひな人形を飾る姿は、「自分らしく生きる」ということの美しさを静かに教えてくれているようです
 
これからも安心してそして誇りを持って暮らしを続けられるように、私たちはそっと寄り添いながら支援していきたいと思います
季節の行事を大切にするその気持ちが、これからも変わらず、毎日を彩っていきますように
 
 
 
【はなうたの介護 葵】
住所:  静岡市葵区井宮町108−22
電話:  054-266-5526
営業時間:9:00〜17:00