ブログBLOG
【はなうたの看護】在宅酸素
2021年9月14日
こんにちは🍀はなうたの看護です。
今回は『在宅酸素療法』についてお話ししたいと思います。
在宅酸素療法とは、主に肺の病気や機能障害(慢性呼吸不全など)の患者様のうち、
退院されて安定した病態にある方や手術待機の方、
酸素を体の中に取り込めない患者様が、自宅など病院の外で自ら酸素を吸入しながら生活する治療法です。
実際に自宅などで生活する場合は酸素供給装置を使用して酸素を吸入します。
酸素吸入装置には「設置型酸素濃縮装置」と「液化酸素装置」の2種類があり、
多くの方は操作が簡単などの理由から「設置型酸素濃縮装置」を利用されています。
また外出の際は酸素ボンベを携行し酸素を吸入しています。
私共はなうたの看護では在宅酸素療法を行うご利用者様に対し、
日々の体調管理とともに酸素の管理も行っております。
酸素の管理はとても重要で、
酸素吸入量や吸入時間は、身体を動かす時や呼吸が苦しい時の対応方法も含め医師からの指示のもと管理を行っています。
たとえ体調が悪いからといって、医師の指示以上に酸素吸入量を増やすことや、
吸入時間を伸ばすことはしてはいけません。
必要以上の酸素を吸い込むことで呼吸を司る神経が正常に働かなくなり、
うまく呼吸ができなくなってしまうことがあります。
それは体内に酸素を取り入れることができなくなり、さらに体内の二酸化炭素を排出することも出来なくなってしまうことを意味します。
その結果、二酸化炭素自体が麻酔作用を持つため、蓄積した二酸化炭素が中枢神経系に作用し意識障害を起こしてしまいます。(CO2ナルコーシス)
私共はご利用者様が安心して在宅での生活を維持できるよう、
このような医療機器の管理も含めてバックアップを行っております。
※参考文献※
健康長寿ネット「在宅酸素療法(HOT)」
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/manseiheisokuseihaishikkan/zaitakusansoryoho.html
【はなうたの看護 しずはた】
住所: 静岡市葵区与一3丁目4−52
電話: 054−266−5704
営業時間:9:00−17:00